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魚で一番うまいところは皮だと思う。
時々、鮭やブリの皮だけを残す人がいるが、
私にはとても信じられない。
ある寿司屋でアイナメの皮の握りを出してもらって歓喜した事がある。
また、サヨリの皮を串に巻き付け焼いたものを『これサービスね!!』
と言われて出された時『うん、この店は分かってるな。』と密かにほくそ笑み、すっかり常連になってしまったという事もある。
さて、私の家にもっとも数多くある魚はメジナである。
この魚の皮が美味い事は前々から知っていたのだが、自分でやってみるとどうしても上手くいかない。
初めてやった時は、熱湯をかけてすぐに氷水につける、いわゆる霜降り造りにしたのだが、皮が固すぎて・・・。
今回は熱したフライパンに皮面をジュッと2、3秒つけて氷水へ・・・。
熱湯の時ほどではないが、やはり皮が固い。
つける時間が短すぎるのだろうか?
ただ、以前、少し長めにつけたら皮がボロボロになった事がある。これでは全く意味がない。
次はバーナーで焼いてみようか? それとも、そもそも魚のサイズ(今回は40cm程)がこの調理法に合わないのだろうか?
・・・ん〜、まだ当分、試行錯誤は続きそうだ。
味覚の変化とは面白いものだ。
子供の頃、それほど好きではなかったはずなのに、
大人になった今は無性に美味く感じられる。
最近はすっかりサトイモにはまっている。
無駄な味付けなどしない方が美味いと思う。塩と醤油があれば十分だ。
私は茹でるよりは蒸す方が好きで・・・これがまた日本酒に合う。
そもそも、好き嫌い以前に『芋で酒を飲むなんて・・・。』と、かつては思っていたのだが・・・。
調べてみたところ、この里芋と言うのはとてもヘルシーな食材なようで、良い事尽くめである。
これで私も健康体へまっしぐらだ。
・・・おっと、いけない!!
天麩羅が見きれちまってるぜ!!
“じゃがポックル”というものだそうです。
いつの間にか家にありまして、この間、独りで呑んでいる時に発見いたしました。
「つまみに丁度いいや。」と1袋開けてみると、その軽いサクサク感が後を引いて、
結局5袋も食べてしまいました。
・・・が、後で聞いてちょっとびっくり!
なかなか手に入らないモノなんだそうです。
カルビーが北海道限定で発売しているもので、店頭に並んでもすぐに売り切れてしまうとか・・・。
そうと知っていれば、もう少し味わって食べたのに・・・。
後、5袋!!
心して頂く事に致します。
・・・それにしても、何故、家にあったんだろう?
サザエの食べ方といえば刺身か壺焼きが定番ですが、以前頂いたものを茹でて凍らせていたものですから 『少し違うものを・・・。』と思い、天ぷらにしてみました。
どのくらいの大きさが良いのか?
縦に四つ切りから丸揚げまで、いろいろと試してみました。
丸揚げは歯ごたえがあり過ぎるようです。
縦四つ切りにすると衣の味しかしません。
個人的には縦二等分がほど良いようです。
油で揚げると肝の苦味が和らぐので、
苦手な人には良いかもしれません。
それから、口も苦いので、取りのぞくのを忘れずに・・・。
ちなみにこっちはサザエの炊き込みご飯。
ほのかに磯の香りがして、なかなか美味です。
でも、やっぱり新鮮なものがあるなら刺身か壺焼きだな・・・。
“魚は不格好なものほど味が良い”と言う言葉をまさに体現しているのが、こいつです。
ドロオコゼ(=オニオコゼ)です。
二日間の釣りの成果がそれほどでもなかったので頂いて来ました。
この魚は背びれに猛毒があるので、取扱い要注意です。
刺身や鍋もあるそうですが、やはりこのての魚は唐揚げにして、骨までバリバリ頂くのが一番!!
「私一人で食べてしまっては悪いかな。」と思い、後ろ半分を食べて、
様子を見ていたのですが、誰も手をつけません。
それなら、タイミングを見てそっと食べてしまおうと思っていたのですが、他の物を食べている内にお腹がいっぱいになってしまって・・・。
後ろ髪を引かれるようにして、坂口兄家を後にしたのでありました。
当り前の事ですが、まだまだ世の中には私の知らない食べ物は幾らでもあるようです。
毎年恒例8月のの九州ツアー。この3日間で二つの発見がありました。
どちらも簡単に作る事が出来るものですが、私にとってはとても目新しい物でした。
一つ目はこちら
豚足です。
普通、豚足と言えば中華風の煮たものか、韓国風のボイルしたものかですが、これはボイルしたものを更に焼くのです。
実はここまでは私も知っておりました。
奄美大島で焼いた豚足に特製の甘だれを付けて食べたことがあります。
では、何が違うのかと言うと、これはポン酢をつけて食べるのです。
豚足とポン酢・・・近い内にやってみなければ・・・。
もう一つはこちらです。
長崎の方は、もちろん知っているんでしょう。
知らない人だけ見て下さい。
“ハトシ”と言うものだそうです。
海老のすり身を食パンで包んで、揚げるのだそうです。
長崎名物はカステラ、ちゃんぽん、皿うどん、豚の角煮、からすみ・・・知っているつもりだったんですがねぇ・・・。
料理の簡単さが、妙に驚きを増幅させます。
卓袱料理の一つだそうです。
そう言えば、似たような食感の物を中華で食べた事がある様な・・・。
これも、近い内にやって見なければ・・・。
ちなみにこの後出て来た料理は、海老のすり身をレンコンではさんで、さらにそれを天麩羅にして、出汁につけて食べるもので、
これもとても美味しいものでした。
ただ『これは何て言うものですか?』と聞いたところ『レンコンのはさみ揚げです。』とのお答え・・・。
あまりにも普通のネーミングなので写真は無し!!
夏はやっぱり冷やし中華です。
この間、テレビで『冷やし中華にラー油をかけると美味い!』
と言う紹介がありまして、それも石垣島のラー油だと言う・・・。
たまたま、家に同じ物があったので、早速作ってみようと冷蔵庫を覗いてみました。
ところが、ハムがありません。
冷やし中華の具はハム、キュウリ、錦糸卵でしょう。
蒸し鳥なんて贅沢な物は要りませんし、紅ショウガも私にとっては必須ではありません。
でも、ハムは無くっちゃ駄目でしょう?
さぁ、どうしよう?
わざわざ、買いに行くのは面倒だし・・・。
・・・何か代わりになる物は?・・・頂き物の笹蒲鉾でやってみました。
これ、結構いけました・・・と言うより、やっている方はとっくにいるんでしょうけど・・・。
ただ、ラー油をかけるのは、個人的に私は無しです。
ちょっと、自己主張が過ぎるような気がしました。
さて、本日も冷やし中華です。
ところが、今日はハムどころかキュウリもありません。
相変わらず、蒲鉾はあります。
考えるべきは、キュウリの代わり・・・という事で水菜を使ってみました。
・・・完全な失敗です。
水菜がパサパサして、美味しくありません。
無駄な冒険心が悔やまれます。
仙台の名物と言えば、牛タンに笹かまぼこ。
さて、これは何でしょう?
アメリカンドックのようなものですが、中に入っているのはソーセージではなく蒲鉾なんです。
蒲鉾屋の老舗、阿部のかまぼこで店頭販売されている、その名も“ひょうたん揚げ”。
結構、女子高校生が買う姿が目立ちます。
何となく本家のアメリカンドックよりもヘルシーな感じなので、買ってみましたが、二本も食べたら意味はないかも・・・。
味はご想像の通り、さっぱりとした感じです。
群馬県は大間々でいただきました、トウガラシ餅。
小麦粉に味噌を練り込んで、
更に青唐辛子・・・多分、人参とネギも入っているようです。
弱火でじっくりと焼きあげなければいけないので、結構手間がかかるんだそうです。
初めていただきましたが、素朴ながら後を引く美味しさで酒のつまみにピッタリです。
青唐辛子の代わりに、フキを入れる事もあるとか・・・。
当り前ながら「まだまだ、食べた事のない郷土料理があるんだなぁ。」とちょっと嬉しくなりました。
デザートは一足先に小玉スイカ!!
『夏を先取りですねぇ。』と言ったら『いやぁ、スイカはコタツの中で食うのが美味いんだよ。』と地元の方・・・。
『じゃあ、今度は冬にお邪魔します。』
初めて長崎ちゃんぽんを食べたときは、感動したものでした。
あれから、何年もの間に平戸ちゃんぽんや佐世保のちゃんぽん、五島ちゃんぽんを食しまして、それぞれの味の違いに、又、感心したものです。
そして今回、三度目のびっくりはこちらです。
五島で差配をしてくださったSさんのお母さんの手作りちゃんぽん!!
ここまであっさりしているのは初めてです。
多分、味付けは塩と醤油とコショウ位でしょう。
具は・・・もう何が入っているのやら、とにかく盛りだくさんで・・・。
肉と魚介と野菜の旨みがとんでもなく上手いスープを作ってしまったという感じです。
素材が良ければ、シンプルでぎりぎりの薄い味がもっとも美味しいのかも?
この味はお婆ちゃんしか出せないそうで、お孫さんもわざわざ食べに来るとか・・・。
うん、納得!!
南鱗先生に頂いた生姜飴。
その名も“うどんや風一夜薬・特製生姜飴・辛味絶佳”と言うものです。
『大阪では知らない人はない!!』とおっしゃっておられたのは、大袈裟ではなさそうです。
昔、大阪のうどん屋さんには大抵ここの風邪薬が置いてあって、風邪をひくとアツアツのうどんをすすった後に、こちらの薬を飲んで風邪を治したとか・・・。
ちなみに東京では“そばや風一夜薬”として売っていたそうです。
その製薬会社が作っているこの生姜飴!!辛味絶佳の文字通り、結構辛い飴でした。
『これを毎日口にしていれば、今年は風邪をひかずに済むかも知れない・・・。』と思うのは甘い考えでしょうか?
昨年は一か月冷凍していたメジナを刺身で食し、何事もなかった私でありますが・・・。
今回は二か月物です。
去年の12月に釣ってきたやつをカルパッチョにしてみました。
鮮度がかなり落ちていることを踏まえて、
にんにくを炒めて風味を移したオリーブオイル、塩、コショウだけの味付けでしたが、結構いけました。
と言うより、かなり旨い。
今の所、お腹も痛くはなっておりません。
いよいよ、次回は3か月に挑戦です。
乞う、ご期待!!
毎年、新巻鮭を一本頂くのですが、
量がかなりあるので、ついつい気が大きくなり、頭などは捨ててしまっておりました。
しかし、昨今の不況の中、勿体ない事はしてはいけないと思い、今年は頭と中骨を煮てみました。
味噌煮は何となく想像がつくので、醤油ベースで甘辛く・・・鯛のかぶと煮ならぬ鮭のかぶと煮です。
ただ、もともと塩が効いてるので、あまり辛くしないように・・・。
これでも、結構食べるところはあります。
頭の付け根、ほほ肉、分厚い皮。
それから意外な発見だったのは、目の周りにある部位でした。
硬いゼラチンのような、柔らかい軟骨のような所。
旨いかどうかは別として、珍味である事は間違いないでしょう
食べる時の作法は箸を使わない事!!
なりふり構わず手でいきましょう。
食べきった後には不思議な達成感が得られます。
ただ今、真心を込めて支度中・・・。