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東京もここの所、寒い日が続いておりましたが、秋田はもっと寒かったです。
東京駅は晴れていたのに、盛岡辺りでは本降りの雪でした。
不定期で開催しております、秋田県の日の丸醸造での落語会。
ここは酒蔵の中に更に内蔵がありまして・・・そこが落語会の会場になります。
この蔵は100年ほど前のものなんだそうですが、生で見るとそれはそれは立派でして・・・。
ただ、私は建築の事がよく分からないので、何と説明をしたらよいのやら・・・。
写真の通り、蔵の中に座敷があるんです。
それから色んな所には漆が塗ってあるので、なるべく素手では触らないようにとの事で・・・。
更に階段があって、2階があるんです。
建物の中に2階建ての建物があるという・・・。
何だか分かりませんが『とりあえず、白い手袋をして落語をやった方が良いのかなぁ?』と思うのでありました。
この界隈にはこういった贅を尽くした内蔵が10程あるんだそうで、帰りに山吉肥料店さんの蔵も見学させて頂きました。
こちらは黒い漆喰の迫力満点の正面の姿です。
これほどの物がありながら、7年以上も素通りしていたとは・・・我ながら不覚です。
きっと酒蔵での落語会だからと、打ち上げに出てくるお酒にばかり気を取られていたんでしょう。
・・・お馴染みのオチですいません。
色んな意味でハードだった11月が終わって、ようやく落ち着いた12月・・・。
幸か不幸か今週はとても暇だったので、5日(月)辺りから海に出ようと思っていたのですが、はっきりしない天気に翻弄されてしまいました。
明日、明後日辺りは安定してきそうなので出掛けても良いのですが、すっかり、気持ちが萎えてしまいました。
こういう時は無理にでも出かけた方が良いのか、
それとも流れに逆らわずに家でじっとしていた方が良いのか?
今月のスケジュールと相談した結果、家で稽古に励む事にしました。
取り敢えずは“さんすくみの会”での『だくだく』と“らくご・よったり”で演る『時そば』です。
『だくだく』はかつて、1、2度演った事のある噺ですが・・・
何かしっくりこなくて、放って置いた噺です。
『時そば』はネタおろしなのでどうなる事やら・・・。
いずれにしても、釣りを犠牲にしたのだから、それなりの出来に仕上げたいものです。
そして欲を言うなら、なるべく多くの方に聴いて頂きたいものです。
両会とも予約状況がイマイチです。
どうぞ皆さん・・・万障お繰り合わせの上、ご来場下さいますよう・・・よろしくお願いいたします。
昨日は柳家甚語楼の会にご来場いただきまして、ありがとうございました。
噺に関してのコメントは致しません。
皆様方がお思いになったことが皆様方それぞれの正しい御判断でしょう。
私と致しましては終わってしまえばこっちのもんで打ち上げに邁進するのみです。
ところが一次会の居酒屋が9時に入店して10時半閉店だったため、池袋に移動しました。
遅くまでやっているであろう店に入りましたが、ここも12時閉店という予想外の展開・・・。
何となくもう一軒と行った店は朝までやっている所で、ついつい3時まで呑んでしまいました。
言うまでもなく呑み過ぎです。
もう酒はいいやと思いながらも、本日は先だって亡くなられた恩人の偲ぶ会に列席。
たまたまそこで柳家獅堂兄と会ってしまったのが運の尽きか?
午後4時から飲み始めて、12時まで・・・。
若干、不謹慎かなとも思いましたが、あの方ならきっと笑い飛ばしてくれるのでしょう。
改めて合掌。
毎年、顔を出しておりますボジョレーヌーボーの会です。
府中の中華料理屋さん萬来軒では落語会もやっております。
毎度、皆さん凄まじい呑みっぷりで、今年もボトル20本分の樽が綺麗に無くなってしまいました。
終盤では私を含めて何人かは冷酒を呑む始末で・・・。
会の趣旨はどこか遠くへ行ってしまいました。
いつもは私一人で伺っているのですが、今年は何故かこいつを連れていきました。
開宴前の穏やかな店内にて、水槽を見つめております。
・・・この後ろ姿は誰でしょう?
・・・結構、分かりやすい後ろ姿です。
昨日は『白酒・甚語楼ふたり会』にご来場頂きまして、ありがとうございました。
丁度今、池袋の昼席の主任なのでちょっときつかったのですが、ようやくひと山越えたという感じです。
後は寄席一筋!!どうか、お時間がございましたら、池袋にもお越し下さい。
どうしても都合が付かないという方には11月26日(土)の『柳家甚語楼の会』もございます。
更には12月に入っての『さんすくみの会』『らくご・よったり』もございます。
・・・逃がさないぞ。
だいぶ、福江島での土地勘も付いて来ました。
20日の夕方に島に到着し、杯を交わしながら落語会の打ち合わせ・・・。
21日は崎山中学校での学校寄席。
全校生徒60人程の前で『初天神』『猫と金魚』。
22日昼は老人ホーム松寿園にて『初天神』『天狗裁き』。
同日夜の福笑寄席は、おそらく五島で唯一の定期的な落語会です。
まさに手作りの会で、集まってくれるお客さんの殆どは口コミです。
今回、第5回目にして集客人数は大台の30人を超えました。
スタッフ一同(2人ですが)で歓喜の祝杯は五島牛を肴に焼肉屋さんです。
演目は『真田小僧』と『井戸の茶碗』。
少しずつですが、福江島で認知されつつあるような実感が湧いて来ております。
「釣りに行ってるんでしょう?」「遊びに行ってるんでしょう?」などの心無い言葉をはねのけての成果だと自負しております。
次回、福笑寄席は3月3日(土)の予定です。
自由時間が有り余る事は分かっていたので、着物の他に沢山の釣り道具を持って行きました。
喜び勇んで宿から徒歩20分強。
海に向かうと、とても砂浜とは思えない程の荒れっぷり・・・。
仕方がないので、2時間ほど散歩をして撤退いたしました。
次の日も新潟地方は強風波浪注意報が出ていまして・・・。
海が穏やかになったのは東京に帰る最終日でした。
朱鷺メッセの展望室からの眺めはとても恨めしいものでした。
まぁ、こんなものなのでしょう。
明日からの五島列島ツアーで取り返してやる!!
林家三平兄さんと国分佐智子さんの結婚式の二次会は帝国ホテルでした。
我々、寄席芸人グループはまるでミツバチのように一つのテーブルに寄り添い、時々巣から飛び立つように飲み物を取りに行ったりしておりました。
まぁ、早い話が雰囲気にすっかり飲まれてしまい、仲間のいる所から離れられない状態です。
勿論、それはそれでとても楽しいひと時だったのですが、更にそこへビッグイベントが!!
加藤夏希さんが来てくれました。
かなりの寄席ファンで何度か客席にいらっしゃってるのをお見かけした事はあるのですが・・・我々のような者に対して奇跡のひと言
『一緒に写真を取って頂けますか?』
こっちからお願したいくらいで・・・柳家甚語楼史上一番の笑顔です。
・・・ちょっと固まってもおりますが・・・。
とても素敵な方で、良い思い出になりました。
ありがとうございました。
・・・あっ! 三平兄さんとの写真を撮るのを忘れたぁ!!
第2回『らくごよったり』の打ち合わせは9月21日18時30分・場所は東中野。
折しも台風15号が首都圏を直撃している最中だった。
私は自宅にて荒れ狂う外の風雨を眺めながら『中止の連絡は入らないのか?』暫く携帯電話を見つめて過ごした。
しかし、18時近くなっても連絡は来ない。
やはり、彼らはやる気なのだ。
18時ジャスト、目的地へと出発する。
家から4〜50mの所で傘が壊れる。
駅まで走り、地下鉄に乗り込んだ。
地上を走る電車は軒並み運転見合わせの様だ。
東中野駅で降りると家路に困惑している人々が立ちつくしていた。
私は新たな傘を買って、彼らの横をすり抜けて待ち合せの店へと向かう。
よりによってここからは徒歩15分はかかるところだ。
風に逆らわないように、傘に隠れるように歩みを進める。
大通りは風が強く吹きそうなので、なるべく細い路地を選んだ。
もはや18時半を過ぎているが、連絡をする余裕がない。
大久保通りに出た所で2本目の傘も吹き飛ばされてしまったが、15分程の遅れで、何とか辿り着く事が出来た。
そこには既に歌武蔵御大と金也師が待っていた。
しかし、そこには柳好師の姿が見えなかった。
やはり、世田谷方面からここまで来るのは無理だったのか・・・と思った私は柳好師を分かっていなかったようだ。
師は1時間程遅れでやって来たのだ。
なんという執念!!
4人揃ったところで、打ち合わせ開始。
本日はネタと順番の決定だ・・・10分ほどでまとまった。
次回の『らくごよったり』は前座→甚語楼『時そば』→歌武蔵『安兵衛狐』《仲入り》柳好『味噌蔵』→金也『井戸の茶碗』だ。
この位の事、電話やメールで済むのではなどと思ってはいけない。
3次会を終えた時には台風も過ぎ去り、我々4人は充実感に満たされていた。
見よ!執念の男、春風亭柳好師のすがすがしい笑顔を!!
ご予約はこちらからお願いします。
福井の旅もいよいよ最終日です。
明日には東京へ帰るのですから、思い残すことのないように・・・。
本日は《甚語楼DAY》です。
さて、どのように過ごしたかというと・・・もはや、多くは語りますまい。
このように一日満喫しました。
あぁ、面白かった!!
福井2日目は《ほたるの日》です。
朝9時にホテルを出て、一路向かったのは恐竜博物館!!
デジカメ片手に30代半ばとは思えないはしゃぎ方をする柳家ほたる・・・。
そんな彼を冷ややかな目で見ながらも、実は内心かなり興奮している40代の私であります。
こういう時ははしゃいだもん勝ちです。
この博物館、結構な規模でして、思った以上の展示数でした。
勿論まだまだあるのですが、私がすべての写真を載せてしまうと博物館の経営に支障が出るかもしれないので・・・。
福井の旅、初日は《右太楼DAY!!》
歴史を巡るアカデミックな一日でして、先ず向かったのは丸岡城です。
色々と謂れ因縁故事来歴等を聞きましたが、ほぼ忘れてしまいました。
覚えている事は、復元のお城ではない所がマニアにとってはたまらないんだという事と・・・。
後は・・・落語『手紙無筆』でおなじみ“一筆啓上、火の用心、おせん泣かすな、馬肥やせ”の台詞はここの誰かが陣中からお内儀さんに送った手紙だそうです。
詳しく知りたい方はどうか自力でお調べ下さい。
さて、昼過ぎに福井名物・おろし蕎麦で腹ごしらえ。
辛い大根おろしの入っためんつゆを蕎麦にかけて頂くのですが、その辛さが何とも美味でした。
そして、次に訪れたのはこちらです。
言わずと知れた永平寺です。
その佇まいに圧倒されます。
7月に延暦寺を訪れて、更に今回の永平寺です。
だいぶ徳が高くなった様な気がします。
中に入る事が出来るのには、ちょっと驚きました。
回廊をぐるぐる廻っていると何処が何処やら・・・。
とにかく、凄かったっす!!
そして本日の最終目的地は一乗谷。
ここでも右太楼に色々と聞きましたが・・・残念ながら、確かな知識が身に付く事はありませんでした。
えぇっと・・・確か・・・信長にやられちゃったんだそうで・・・。
川の右手側にずっと屋敷跡がありまして・・・なんか良い感じの所です。
特に仰々しく看板や何かがある訳ではないのですが、きっと何にも知らずに通りかかったとしても車を停めていた事でしょう。
昨日は鈴本で主任を勤めている春風亭柳朝師匠の中日でして・・・。
すっかりゴチになりました。
そこで素直に帰ればよかったのですが、ついついいつもの癖で・・・文雀、一之輔と共に二軒目へ・・・。
何の話をしていたのか???まるで覚えてはありませんが『さぁ、帰ろう。』という事になったのは午前2時半でした。
言うまでもなく、本日はひどい二日酔いで『交代高座で良かったぁ。』
と素直に思うのでした。
40を過ぎても呑み方は相変わらずです。
あぁ! 節度というものをわきまえてみたい!!
携帯電話を替えたら、色んな事が難しくて・・・。写真の大きさとかが・・・。 どうか気にしないで下さい。
椛島は人口約180人の小さな島です。
写真は本窯集落(人口60人程)のほぼ全景です。
商店は車で20分弱の伊福貴集落に一軒。
自動販売機はありません。
信号機もありません。
人よりもカニの方が多いようです(すいません)。
ここへ来たのは、中休みのようなもなので仕事は致しません。
どのように過ごしたかは・・・まぁ、あえて申し上げませんが・・・。
穏やかにのんびりと2日間を過ごしました。
連絡船欠航の心配もなく、次の落語会の会場、長崎県の茂木へと向かいました。
停滞している前線の影響で早朝から雷を伴う土砂降りでした。
本日は鳥栖のお寺で落語会、開演は12:00です。
諫早の駅に送って頂いて、乗り込んだ電車は9:10発のかもめ10号。
10:30には鳥栖駅に着くので、そこから30分見ても余裕の楽屋入りです。
・・・が、その考えは甘かった!
大雨の影響で徐行運転・・・所々で止まったり・・・のろのろと進んだり・・・というか、進んでいる実感はありません。
終いには線路への落下物なるモノの為に完全停車。
この時点で11:30です。
初めて列車のドアから直接線路へ降りました。
見ると後方に駅らしものがあったので、行ってみると肥前山口駅・・・一体ここはどこですか?
『もう、こうなったらタクシーで行こう!!』と決めたのは英断だったのか?
運良く地元のタクシー会社の電話番号が目にとまったので、肥前白石駅まで来てもらい乗車。
1時間程で鳥栖駅に到着しました。
そこからお寺に向かい、着いたのは12:30過ぎで、1時間遅れの開演です。
お待ちいただいた皆様・・・ありがとうございます・・・そして、申し訳ありません。
14:00過ぎに何とか終演致しました。
・・・が! 更に一難去ってまた一難。
ふと気が付いたのは、この後の福江行きジェットフォイルの時間です。
長崎港16:30初の最終便に乗るためには、鳥栖駅14:15発の特急かもめに乗らなくては間に合いません。
『さぁ、どうしよう?・・・そうだ! 飛行機なら間に合う!』
・・・急遽、飛行機の予約を取りまして、16:45発に乗り込んだ時には深いため息をつきました。
どうやら、今年の九州ツアーは交通のトラブルがありそうです。
今にして思えば、行きの飛行機もだいぶ遅れての到着でした。
これから福江島・・・それも目的地は、そこから更に連絡船を乗り継いでの椛島という所です。
秋雨前線では海が大荒れという事はないと思いますが・・・さて、無事に帰って来られるのでしょうか?
九州ツアー初日は毎年敢行している長崎県多良岳山頂付近の山小屋星空寄席です。
長崎空港最寄りの大村駅での待ち合わせは16時半ですが『今年も見知らぬ街をうろうろしよう。』と目論みまして、飛行機は13時着を選びました。
大村城址(大村公園)は去年行ったので、JR大村線に乗りまして佐世保方面へ3つ目の駅=松原駅で下車してみました。
・・・無人駅でした。
海の方面に歩いて行くのは漁師の性でありまして・・・大村湾へ向かう途中で見つけました。
こういう表示を見ると進んでみたくなるものです。
いくつかランドマークを見つけました。
大きめの砂利の海水浴場、町の名に関係があると思しき松並木、鹿の島という小山・・・。
この辺りで引き返さないと1時間に1本程の電車に乗り遅れてしまいます。
真夏の散歩には程良い時間でありました。
昨日は第1回『らくごよったり』にご来場頂きましてありがとうございました。
今後とも御贔屓の程よろしくお願い致します。
金也兄も高座で言っておりましたが、打ち合わせと称する飲み会ばかりやっている会です。
昨日は勿論、打ち上げでみんな酩酊致しました。
(目も当てられません。)
そして『近々に反省会をしよう!!』と言う事で話がまとまりました。
一回の落語会に付き、打ち合わせ3回・打ち上げ1回・反省会1回・・・。
このペースがどうも定着してしまいそうです。
誰か止めて下さい!!
比叡山延暦寺の宿坊『延暦寺会館』で一席演ってきました。
今後そうそう来る事は出来ないでしょうから、翌日は時間を取って比叡山観光です。
平日という事もあり、人はまばらでゆっくりと見学する事が出来ました。
戒壇院に大講堂や文殊楼・・・
特に信心深い訳ではありませんし、歴史が好きな訳でもありませんが、その荘厳な佇まいにすっかり魅了されてしまい大満足です。
2時間ほど見て歩いて、延暦寺東塔観光の〆は国宝殿にて・・・。
仏像や書画・・・色んな宝物が展示されておりました。
きっと、それぞれ国宝級の凄いものだったのでしょう。
そういえば古今和歌集の実物の短冊も会ったような・・・
もう少し勉強しておけばよかったと思いつつ・・・下山はケーブルカーです。
このケーブルカーは日本一長いのだそうで、
11分かけて門前町である坂本へ降りて行きました。
さぁ、今度は日吉大社です。
こちらは日吉、日枝、山王神社の総本宮だそうで、これもまた圧巻でありました。
この辺りまで来た時には、色んなものがあり過ぎて、もはやどれが見所なのか分からくなって来ております。
一日でこれだけ多くの国宝やら重要文化財を見たのは初めてでしょう。
何だかこの辺にあるものすべてが神々しく見えて来てしまいました。
途中で立ち寄ったお蕎麦屋さんも、かなり時代を感じさせる店構えで
『もしかして、ここも重要文化財なのでは?』『今、私はそこでお昼を食べるのだ!!』
と意味もなく気が大きくなってしまい、
天ざるにビールという大胆な注文に踏み切ってしまったのでした。
昼食で2000円超えはちょっと痛かったぁ・・・。
ここ最近、役者さんと女優さんに落語をお教えしましたら、お礼にとその会社の方から舞台のご招待を頂きました。
結構、人気の舞台でなかなかチケットが取れないんだそうです。
『やはり、人には親切にするものだなぁ。』とほくそ笑みながら、会場へ・・・。
客席に座るなんて久しぶりのことです。
職業病なのでしょうか?最初は客席の反応の方が気になってしまったのですが、その内、ストーリーに引き込まれ、とても面白く観劇をいたしました。
『こんなに面白いなら、ちょいちょい見に行こうかな。』と興奮冷めやらぬ家路の私は思ったのですが・・・。
多分、次に行くのは何年か後になるのでしょう。
3時間近くも椅子に座っていると背中も痛くなってくるし・・・。
何かを見に足を運ぶという事はとてもエネルギーのいるものです・・・。
・・・つまり、何が言いたいのかというと・・・。
ごく頻繁に落語会などでお会いするお客さん方!!
あなた達はと〜っても凄いです!!
何年振りかで実家へ里帰り・・・は、母方の伯父からの電話で『実家の電話がここ2、3日通話中になっている。』との連絡で・・・。
冷房嫌いの母親が頑として点けず、ここ数日の猛暑により、ついに老夫婦揃って天に召されたか?
いやいや、まずそんな事はないだろう。
・・・とは思いながらも、一度気にになると、どうしようもないもんで・・・。
一日中、モヤモヤしながら過ごすよりましだろうと思い、無駄足になる事を確信はしておりましたが、2時間ほど掛けて埼玉の実家へ向かいました。
着くと、案の定です。
家の中から何やら楽しげに談笑する声が漏れて来ておりました。
家を出る前に『もしかしたら、何か知ってるかも・・・。』と電話してみた比較的近くに住む父方の伯母夫婦がすでに来ておりました。
結局、原因は電話回線の工事か何かだったようです。
・・・が、もはや引っ込みがつかないので、取りあえず小言を言いました・・・。
当然ながら両親に反省の色は全く見えません。
その内に『じゃあ、これ迷惑料ね!!』と悪びれもせずに封筒を渡されたもので・・・。
素直に貰って帰ってきました。
四十を過ぎて親から意味不明のお小遣いを平気で貰う事が出来るのも、噺家の特性のようです。
何となく海に呼ばれている気がしたので、西湘の国府津海岸へぶらりと・・・。
昼過ぎに着いて、とりあえず釣りをしてみました。
曇天の大潮は好条件なので、かなり期待をしていたのですが・・・。
釣れたのは雑魚ばかり。
どちらも食べられない事はありませんが・・・。
どうやら、海はおいらを呼んではいなかったようです。
以前、落語入門のような本で紹介して頂いた時に“聞きたい噺”だったか“お薦めの噺”だったかで『犬の目』と書かれ、
???と思った事がありました。
確かに2、3回高座にかけた事はありましたが『まだまだ、腹には入って無い噺だよなぁ・・・。』というのが正直な感想でした。
『でもきっと、数少ない高座の内のどれかが出来が良かったのだろう。』と相変わらずの自分に甘い私でありまして・・・。
それ以来、何となくこの『犬の目』という噺が気になっておりました。
隙あらばと何回かワキ(=寄席ではない高座の事)で掛けた事はありましたが、なかなか寄席では出来ません。
というのは、ここまで馬鹿馬鹿しい噺というのは、結構、勇気がいるものなんです。
しかし、ようやく、本日、池袋の初日で演ることができました。
何とか、寄席サイズの15分で出来そうです。
あの本で紹介して頂いたおかげでネタがひとつ増えるかもしれません。
書いて下さった方の意向に沿えるよう、頑張ってモノにしたいものですが・・・
それにしても、やはりこの噺は実に馬鹿馬鹿しい・・・。
昨日は『柳家甚語楼の会』にご来場頂きましてありがとうございました。
やはり、噺3席は結構きます。
実は最後の抜け雀では息も絶え絶えになりそうでした。
本日は若干声がかすれております。
・・・まぁ、声枯れの理由は打ち上げでの大騒ぎの方が原因かもしれませんが・・・。
又、次回11月26日もよろしくお願いいたします。
昨日は『白酒・甚語楼の会』にご来場頂きましてありがとうございました。
打ち上げの席では特に芸についての反省をする事も無く、
又、相変わらずの事務処理能力の無さを反省することもなく・・・お互いに少し痩せようと言う話に終始しました。
・・・焼き肉を食べながら・・・。
いずれにしても、本当ならここでホッと一息のはずなのですが、21日には『柳家甚語楼の会』を控えております。
会場を抑える時には「一週間あるから、大丈夫だろう。」と思っていたのですが・・・ちょっとキツイです。
弱音を吐きながらも、当日のご来場お待ちしております。
生まれてこの方、行った事が無かったのが四国。
初上陸は愛媛県の松山でした。
路面電車に乗って先ず向かったのは、道後温泉の本館です。
やはりここを外す訳にはいきません。
ただ、大変な人気のようで、入湯待ちの行列が出来ておりました。
一体どれだけ待つのでしょうか?
まぁ、外観の写真を撮って、中の様子はガイドブックから推察する事に致しました。
さて、それではどこに行こうか?
少し考えた挙句、毎度おなじみですが、お城へ向かう事に致しました。
一応、申し上げておきますが、私は特にお城が大好きな訳ではありません。勿論、嫌いなわけでもありません。
ただ、フラフラと知らない町を歩くのが好きなだけなのですが・・・。
松山城の小天守閣からの眺めです。
更にこちらは翌日立ち寄った今治城です。
四国地方で、残る未踏の地は高知・徳島・香川の3県です。
・・・まだまだ、お城はあるのだろうか?
中華鍋は実に使い勝手の良い調理器具です。
炒め物は勿論ですが、構造上、吹きこぼれが起きないのでパスタなどを茹でるのにも重宝します。
更に『海からただで釣ってきた魚をそのままの姿で調理したい!』と言う釣り人のエゴにも応えてくれます。姿揚げも姿煮も自由自在です。
この鍋は私が独り暮らしを始めた頃に購入したものなので、かれこれ20年は使ったでしょうか・・・。
しかし、とうとうこのような事態になってしまいました。
鍋底を明かりに照らすと幾つか光が洩れて来ます。
まるで夜空に瞬く雨の降ってくる穴のように・・・。
この間、水菜を湯掻いてる時にポタポタとお湯が漏れているのを見つけたのです。
一見すると水の漏れるような穴は空いていないのですが・・・。
『はてな?』と何度か首をかしげたのですが、特に値は付きませんでした。
そりゃあ、落語協会だってホームページはあるんですよ。
我が協会の精鋭が集まって組織されている“ホームページ委員会”が日夜運営に当たってくれているのです。
で、その中にあるインターネット落語会の4月上席(1日から10日)に私、甚語楼が登場しております。
先日、末広亭で収録した『権助芝居』です。
・・・まぁ、いつもやつですね・・・。
それにしても、どうも自分の落語というのは恥ずかしくて見る事が出来ません。
どうか、皆さん!! 私の代りに見てやって下さい。
ひとり会・ふたり会・三人会とやって来ておりますが、この度、四人会を始める事になりました。
以前にもご報告いたしましたが、メンバーは三遊亭歌武蔵、春風亭柳好、三遊亭金也の三兄貴と柳家甚語楼です。
場所はお江戸日本橋亭で、記念すべき第1回は8月1日(月)の夜に決まりました。
会の名称は『らくご・よったり』です。
四人でよったりという意味の他にも『寄ったり』『酔ったり』の意味も含まれております。
『酔う』については打ち上げで我々が酔うの意味ではなく、
ご来場のお客様に落語に酔って貰うべく努力するという気持ちが込められています。
誤解の無いように、一応、念のため・・・。
被災された方々に私は何と申し上げたらいいのか・・・。
あの地震の次の日も又その次の日も毎日高座に上がっておりました。
勿論、来場者数は少なく10人にも満たない程でした。
しかし、何日か経ったその日はいくらかお客さんも多く(それでも20人程でしたが)
久しぶりに客席から笑い声がかえってきました。
その時に自分の心が少し荒んでいた事に気が付き、更に『こんな時に落語を演っていていいのだろうか?』と言う漠然とした抵抗感がすっかり消えたのを実感いたしました。
演者の私がお客さんの笑い声によって、逆に癒されたようです。
娯楽というものが、人の心にとっていかに大事なのか再認識させられました。
時期を論ずる人もいるようですが、たった一人でもその時それを望んでいるのならば、そこに価値はあるのでしょう。
これは自分自身に向けて書き記しておきます。
今日から3月1日まで五島列島の福江島へ行ってきます。
・・・皆さん、後の事はお任せします。
くれぐれもよろしくお願いしますよ。
色紙を頼まれる事は結構ありますので、別にどうってことはありません。
また、仙台でやっている『甚語楼百席』では、毎回違う文言の色紙を書いているので、バリエーションも豊富にある方だと思っております。
色紙を書く事は全く苦ではありません。
・・・だけど、開演前に40枚は・・・ちょっと多いでしょう?
ふたり会を終えて、ほっと息・・・したいところですが、そうそうのんびりとはしていられません。
5月の独演会に向けて気持ちを切り替えなければなりませんし、その前の4月には『さんすくみの会』も控えています。
更に9月頃から4人会を始める事になりました。
メンバーは今の所、歌武蔵、柳好、金也、甚語楼でいくつもりです。
柳好兄以外はご近所なので、本日第1回目の打ち合わせを致しました。
・・・のですが、
結局はこうなってしまいました。
いつもの有り様です。
この三人は同い年で42歳です。
外には雪が積もっておりました。
寄席では節分の日に豆まきを致します。
実際に撒くのは豆だけではなく、
噺家の手拭いも一緒に撒くのが慣例となっております。
お客さんもそれを知ってか知らずか?大抵この日は大入りとなるようです。
私はこの節分の豆がこの上なく好きで、
毎年この時期になると『2,3袋買って心おきなく食べよう!!』と思うのですが、いつも忘れてしまいまして・・・。
本日は寄席の楽屋で出演者に配られたものを貰って来ましたが・・・結構喜んでおります。
ただ心苦しいのは、肝心の豆撒き用の手拭いを持って来るのを忘れてしまった事でして・・・。
この日は熱があったので、打ち上げをお断りして家へ帰る事に致しました。
後ろ髪を引かれる思いとはこの事でしょう。
つくづく健康第一です。
王子の越後屋さんを出て、すぐに乗ったタクシーの運転手さんはとても気配りな方で、乗車してすぐに
『よろしければ如何ですか?』とガムを差し出してくれました。
体もだるく、ガムを噛む気力はないので丁重にお断りを致しました。
運転も丁寧で曲がる時は指先確認、
段差に差し掛かると『少し揺れますよ。』の一言までありました。
こういう運転手さんにもし風邪をうつしてしまっては申し訳ないなぁと思いながらも、車中で激しく咳き込む事数回。
もちろんマスクはしておりましたが・・・。
ようやく降車です。
運転手さんから優しい最後の一言。
『こういう陽気ですから、風邪などお召しにならないようお気を付け下さいね。』
・・・親切丁寧ではあるけれど、洞察力はないと見た。
あけましておめでとうございます。
噺家に寝正月はありません。
今年の落語喋り初めは浅草演芸ホールの9:25分上がり・・・。
正味6分程の高座でありました。
今年もよろしくお願い致します。