海がおいらを呼んでいる






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10月24〜25日(曇り時々晴れ・中潮)
五島列島

今日と明日は狙いをメジナに絞りまして・・・。
名礁・草島に渡りましたが、足元には可愛い顔をしたエサ取りが無数に湧いていました。

コガネスズメダイです。

水族館では見たいでしょうが、磯ではあまり会いたくはありません。
足元からの激流は右へ流れておりまして、その引かれ潮に仕掛けを入れたいのですが、そこにはコイツらが待ち構えております。
どうやら本流の中にもいるようで餌は瞬殺されてしまいます。
とにかく、潮のたるんでいる所にマキエを撒いて、こいつらを一か所に集めます。
こぼれたマキエが潮下の本命を刺激しているであろう事を祈りつつ、竿2〜3本先に仕掛けを投入します。
勿論そっちにはマキエは撒きません。
これでスズメダイ達は付け餌にはさほど反応しなくなってくれたようです。
しかし、そこには新たなエサ取りの姿が・・・。
カワハギの登場です。
まぁ、カワハギなら釣れれば美味しいし、数も多くなさそうなので、無視をして同じ釣りを続行します。
カワハギは泳ぐのが遅いので、より先に付け餌が本命の目に留まるようにと祈りながら(今日は祈ってばかりです。)やや、 ゆっくりとなって来た本流の中を流していきます。
ようやく釣れて来ました。

アイゴにイスズミもかなり混じりましたが・・・。

30cm弱の尾長メジナを何とか数尾。
一番大きかったのは口太メジナの34,5cmです。
若干の消化不良ですが、ひとまず楽しく釣りをしました。

日が変わって25日は強風のため渡礁出来ず、崎山の地磯です。
干潮時に入ったのですが、底が見えております。
溝を2ヒロ程で攻めますが、釣れてくるのは

ササノハベラに
イトフエフキばかり・・・。

エサ取りはネンブツダイです。 我慢の釣りが続きました。
3時過ぎ頃から、ようやく潮が満ち始め、斜め沖に潮が流れ始めます。
ネンブツダイは足元に釘付けにしておいて、この潮に乗せると手のひらサイズの尾長メジナがヒット!!
この際、メジナなら大きさは厭いません。
「手のひらと遊んでいる内にあわよくば・・・。」と釣っていましたが、最長寸は33cmほどの口太メジナ一尾で納竿となりました。


10月23日(曇り・中潮)
椛島の地磯

本日は石物狙いです。
教えてもらったポイントとは違う所に竿を出してしまった事は後で分かったのですが、一投目からアタリが有ったのでここで粘る事にしました。
エサはガンガゼウニ。
2〜3投ごとにアタリがありますが、なかなか食い込みません。
・・・と言うより、まだ石物4回目の初心者なので何をしてよいのかも分からない始末です。
ようやく誰でも分かるような強いアタリで取り込んだのはイラでした。

どうやら、朝イチからのアタリのほとんどはこれのようです。
40cm前後をもう一尾・・・。
更に次のアタリもイラでした。
潮が変わって、別の所でやっていた地元の石物名人・山田氏が合流・・・。
アタリがあった時の誘い方を伝授してもらいました。
少し送り込んで、アタリが遠のいたら誘いをかける。
このやり方で釣り上げたのは・・・・・・やっぱりイラでした。
「もはや、ここにはイラしかいないのだろう?」と半ば諦めかけていた午後3時過ぎ。
気分転換程度のつもりで、エサをカニに変えましての投入です。
「ウニよりも硬い分、食べ方大胆に成るのかなぁ?アタリが大きくなるなぁ・・・。」と思って竿先を見ていると、 これが更にはっきりしたアタリになって来ました。
竿を手持ちに変えます。
「こうなればイラで釣り味を楽しもう。」とおぼつかない誘いをかけると、ググッ・・・ググッ・・・ググーン!!という大きな食い込み。
竿を大きく煽ると、今までとはちょっと違う手ごたえが・・・。
一瞬、茫然自失です。
山田氏の「巻け巻け!!」の声に我に返り、強烈な引きとのやりとりの末、 姿を見せたのはイシダイの58cm・3,4kgでした。

恐るべし、ビギナーズラック・・・と、今は謙虚に言っておきましょう。


8月22日〜23日(曇り時々雨・小潮)
椛島の堤防

先ずは本窯の堤防です。
7cm位の小アジが無数に群れていますが、 その下にはメジナの姿が視認できました。
アジの数の割には付け餌が結構群れを通過するようで、尾長、口太と25〜30cmがポツポツと釣れました。

折角なので他の堤防にも・・・と思い、竹ノ下の堤防で夕マズメを狙ってみました。
ところが、アジの活性がどんどん上がって来てしまい、お手上げ状態という結果で・・・。
ちょっと前までは20cm位の群れだったんだそうで・・・そのサイズならお土産になったのに・・・。

さて、2日目は午後から伊福貴堤防です。
アジはいないようで、ほっと一安心。
堤防の際ギリギリでのみ食って来るようです。
サイズは相変わらずですが、夕マズメになればいくらか大きいのも来るでしょう。
・・・と思っていたら、にわかに湧いて来たのは15cm程のダツの群れ。
早速、退散して堤防中程の折れ曲がった角へ・・・。
ここにもダツがいますが、先端に比べればましな方です。
一投目、際ギリギリでウキが消し込み、強烈な引きに耐えきれず痛恨のバラシ!!
・・・きっと、大きなイスズミでしょう・・・と思いたい。
ここでもサイズはそうは変わりませんでしたが、 やはり夕マズメに近づくつれて大きくなるようです。

40cm程を釣り上げた所で納竿にしました。
私にもっと堪え性があって、暗くなるまで粘れば更に大きいのが上がっていた事でしょう。


4月1日〜3日(晴れ・中潮〜大潮)
式根島

午前9時過ぎに式根島は野伏港に到着。
この島での釣りは10年振りです。
島の人たちの情報によると、港でタカベが釣れているそうですが、水温が低くメジナはまるで釣れていないそうで・・・。
とにかく、地磯“孫市”に入ります。
バケツに汲んだ海水は確かに冷たく、 コマセを撒いても魚の姿は視認できません。
タナを4ヒロ〜竿一本位まで落として、ようやく、餌が取られ始めました。
アタリも確認できずになぜか釣れていたコッパメジナに 『ようやく食い始めたのかな?』とも思いましたが、また沈黙の時間が・・・。
一度だけ激しい消し込みのアタリで釣りあげたのは26〜7cm程の尾長メジナで・・・。
しかし、この後が続かず、心が折れて磯替わりです。
“亀の甲”に移って気持ちも新たに・・・のはずだったんですが、魚の反応は相変わらずで23〜4cm程を一尾釣って初日はほぼ玉砕状態でした。

さて、二日目はすっかり弱気になっておりまして、野伏港でタカベ釣りを・・・。

一投目から20〜25cm程のサイズが、ほぼ入れ食い状態です。

メジナと違ってタカベは元気なようです。
しかし、こうもタカベだけが元気というのは納得がいきませんで、いくらなんでも同じ海なんだから 『もしかしたらどこかに元気なメジナもいるのでは?』と2ヒロ程だったタナを深くしていくのですが、釣れてくるのはやはりタカベ、タカベ、タカベ・・・時々、スズメダイです。
もう、お土産分は釣ったので場所を変える事にしました。
島の反対側にある足付港(式根島港)へ・・・。
こちらではササノハベラが気を遣って掛かってくれましたが、それっきりで・・・。
早々に退散して、もう一度“孫市”へ入り、夕マズメ狙いに最後の望みを掛けます。

・・・相変わらず、餌は取られません。
残ってくるオキアミの冷たい事・・・。
よほど海水温が低いのでしょう。
やっと餌が取られたのはタナを竿2本まで落としてからでした。
ほぼ意気消沈しながらの釣りでしたが、だんだんうす暗くなってきた時にスパっという消し込みのアタリ・・・。
魚は掛かりませんでしたが、一つ頭に浮かんだのはこういう考えです。
『普通、こう言う時はアタリも厳しいはず。にも拘らず、単発ではあるが食う時は惚れ惚れするような消し込みのアタリ。 もしかしたら、深いタナに潜んでいる中で何尾かはかなりやる気のある奴がいるのでは?』
気を引き締めて、さきほどアタリがあった所を狙っていると、まさに的中!!
25cm程の尾長メジナが食って来ました。
ここで、私のやる気も蘇ってきまして、今まで使っていた3Bのオモリを餌取りがいない事を幸いに思い切って1号に変えまして、とにかく竿2本以下に的を絞っての釣りに徹します。
写真右のサラシがだんだん小さくなってきたので、左のハエネからサラシへと沿うように仕掛けを流します。
サラシの縁に入ってやや沖目に流されかけた所で、更にウキが激しく沈みました。
今度は35cmほどの尾長メジナです。
もう、今日はこれで満足と思っていた所、納竿間際に同じ攻め方をしていると、更にもう一発!!
今度は明らかに引きが違いまして・・・。
『でかいイスズミか?』とも思ったのですが、ようようの事でゆらりと海面を割って出て来たのは44cmの口太メジナでした。

何だか、台本があるような1日の釣りでした。

3日目は帰りの支度もあるので、野伏港の反対側へ入りました。
なぜか、こっち側にはタカベはいません。
一発目から30cm弱のメジナを立て続けに2尾釣ったのですが、あまりにもの強風で7時半には退散致しました。


2月27日〜28日(曇り時々小雨・長潮〜若潮)
五島列島・福江島

今年に入ってようやく釣り竿を持つ事が出来ましたのは、 福江島の無名の沖磯です。
この日は風が強く、とにかく風裏を探してたどり着いた磯でした。
磯に上がってマキエを撒きますが、ほぼ垂直に沈んでいく感じです。
水温も低いようです。
それでも『ここは天下の五島だ!』と気持ちを奮い立たせて、第一投目。
ウキがフワフワと沈んでいくので、軽くアワセてみると足の裏サイズが一枚。
次も立て続けに足の裏サイズが・・・。
これはいけるかも知れないと思ったのは甘かったようです。
いくら釣れても足の裏サイズばかりで、まるでサイズアップしません。
ウキの反応は頻繁にあるのですが、はっきりしない反応でして・・・。
フワフワと沈んだかと思うと途中で止まってしまい沈みきらないのです。
糸を張って誘いを掛けても効果無しです。
一体どこで合わせればいいのか分かりません。
同行した島の釣り名人(自称)の山田氏はそんな最中でも全遊動で1キロサイズを何枚かあげておりました。
この日、私の竿を大きく曲げたのはボラだけでした。

さて、日を改めて気持ちも改めて・・・。
本日も天気は昨日と似たようなものです。
夕マズメ狙いで久賀島の地磯に上がりました。
釣り始めて2〜30分・・・ウキに反応が出る所を探してあっちこっち・・・。
昨日よりはいくらかシャープにウキが沈んだので、すかさずアワセると確かな手ごたえ・・・も、つかの間、プツっと切られてしまいました。
めげずに同じ場所を攻め続けます。
餌はほぼ毎回取られます。
そんな中、やっと上がってきたのは30cm強の口太メジナです。
その後、25〜30cmをポツポツと上げていく釣りが続きます・・・。
何となく、消化不良ですが、昨日に比べれば贅沢は言ってられません。
辺りがうす暗くなってきた4時ごろ、アタリが遠のいて来たので少しポイントをずらしました。
今までワンドに向かって釣っていたのを、今度は沖向かいに・・・。
少し潮も動いてて来たようで、なんか釣れそうな予感がします。
的中しました。
37cmの口太です。

ようやく、写真を撮る事が出来ました。
この後もアタリの出方は相変わらずですが、35〜40cm程を4枚あげて、ウキも見えなくなり納竿致しました。
結果的には尻上がりの釣りが出来て満足です。
ただ、一番嬉しかったのは時々糸を切っていた犯人を釣りあげた事かも知れません・・・。

軽く30cmを超えるカワハギです。


正月吉日

準備万端!! いつでも出漁できます。



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