甚語楼の雑記帳



自由帳です。
綴ってみたり、写してみたり。
何かあったら更新します。








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12月21日

《夢の印税生活?》

こんなのが出ました。
『柳家権太楼一門名演集』は2枚組です。
実は今までに何度か「CDを・・・。」と言うご依頼は頂いていたのですが・・・「まだまだ、私ごときが・・・」と言う思いが強く、お断りをしておりました。
しかし、今回は一門会と言う企画もありまして、思い切ってお引き受けいたしました。
もう、こうなれば解禁です。
どんどん出していきますよ!!
・・・もっとも、依頼があればの話ですが・・・。

演目は師匠・権太楼の『たちきり』『抜け雀』、我太楼『ちりとてちん』、甚語楼は『佃祭』です。
気恥ずかしくて、なかなか聴く事が出来なかったのですが、さっき『佃祭』を聴いてみました。
400人のお客様を前にしての一門会。
正直申しあげまして、前半は若干緊張の影響が出ておりますが、 後半はペースを取り戻しております。
充分、鑑賞に堪えるものに仕上がっております。(売上の為の多少の誇張はご了承ください。)
定価3360円!!
どうぞ、お買い求めくださいますようお願いいたします。


12月3日

《時は金なり》

今日の仕事は新潟県・燕三条で講演会です。
題して『柳家甚語楼の経営講演会』。
まぁ、その内容はともかくとして・・・午前10時32分の新幹線の切符を頂いております。
家を発車時間の1時間前に出れば、余裕を持って間に合うので、9時半に家を出ました。
・・・が、今日はいつもと勝手が違いました。
まず最初に地下鉄はタッチ差で一本乗り遅れ、新宿駅でもホームから丁度中央線が出たばかり・・・。
それに加えてこの時期にしては大きな低気圧で空は荒天です。
ダイヤもだいぶ乱れておりました。
一瞬不安にはなりましたが、そこは1時間前に出た強みです。
遅れて来た10時7分の中央線に乗っても充分間に合います。
新宿〜東京間は約15分ですから10時22分には着くのです。
ところが、順調に四谷、お茶ノ水、神田を出てあと一息という所で、電車が止まってしまいました。
これはピンチです!
下り電車が出ないとホームには入れないと言う、始発兼終点駅である東京駅ならではの理由です。
この止まっている時間の長く感じられる事!!
ようやく動き出して、駅に着いたのは10時27分・・・後5分しかありません。
久しぶりに走りました。エスカレータを駆け下りて、人込みをかき分けて・・・ ゼェゼェ言いながら席に着いたのは発車時間の1分前という危ない所でした。
まぁ、それでも乗り遅れないで良かったと胸をなでおろしました。
無事に講演会も終えまして、帰りの新幹線に乗り帰って参りました。
帰りは16時燕三条駅発の18時東京駅着です。
新幹線を降りて、行きとは違い、特に急ぐこともなく悠々と中央線に乗り換えました。
その時、何の気なしに時間を見て驚きました。
18時5分なのです。
「・・・え? 5分?」・・・我が目を疑った瞬間でした。


11月15日

《自分が好き!》

昨日は『第2回柳家甚語楼の会』にご来場頂きましてありがとうございました。
終演後にも申し上げました通りで、本調子ではありませんで、申し訳なくお詫びを致します。
ただ、それはこちらの一方的な感覚である事も事実であります。
こういう詫び言が、折角、楽しんで下さっていたのに、 わざわざ演者が否定するような形になってしまう事になるのを危惧しております。
それとこれとは別であります。
いくらこちらが声が出ないとは言え、楽しんで下すった方がいらっしゃるなら、その感性は決して間違ってはいないのです。
むしろ、楽屋で良く言われる事なのですが、体調の悪い時の方が無駄な力が抜けて良い事もあるそうで・・・。
特に最後の井戸の茶碗などは、返ってあの位のトーンで演った方が良いのではと・・・おっと、いけません。
御礼・お詫びがいつの間にか言い訳・自画自賛になってしまいそうです。
次回、第3回は来年5月です。
ほどほどの体調で臨みますので、 どうぞよろしくお願い致します。

追伸:お問合わせが多かったので、ついでに申し上げます。
『松竹梅』のオチは私のオリジナルですので、他の方で聴いた事が無いのは当然のことであります。


11月8日

《ある日の出来事》

随分前から壊れかけていた我が家のウォシュレット。
ついに新品に買い換えました。
ところが安さに目がくらんで通販です。
まさか宅急便のオジサンに頼む訳にはいかないので、取り付けは自分でやらなければなりません。
取り扱い説明書を熟読して・・・ まず水道の元栓を閉めて、先代のウォシュレットを取り外します。
・・・何とかうまく出来ました。
ところが、いざ付けようとした時に気が付きました。
ウチのトイレに付けるためには付属の分岐パイプは使えないようです。
説明書に書かれている別売りの金属パイプを使用して水道管を二つに分けるのだという・・・。
もはや、行動に躊躇は許されません。
自転車にまたがるとヨドバシカメラ新宿西口店へ・・・。
ウォシュレットの売り場で聞くと在庫がないという・・・。取り寄せを待つ時間はありません。
『ホームセンターならあると思いますよ。』と言われたので、そのまま中野の島忠ホームセンターへ・・・。
ところがここにもありません。
『じゃあ、どこに行けば?』と若干キレ気味で聞いてみると『TOTOのショールームなら間違いありません。』と言う。
その場でTOTOに電話をして一番近いショ−ルームの所在を聞くと、 新宿のエルタワーにあると言う・・・。
又、新宿へ戻ってようやくたどり着いたエルタワーは・・・ヨドバシカメラの隣りじゃぁないか!!


10月25日

《御礼》

昨日は『白酒・甚語楼の会』にお越し下さいましてありがとうございました。
私のネタは『犬の目』と『抜け雀』・・・どちらも目をくり抜くと言うくだりのある噺でございました。
不遜にも勉強会の前日に釣りに行くという掟破りな行為に及んでしまいましたが、皆様のおかげで何とか乗り切る事が出来ました。
(そこまでして行った金沢八景沖での釣果は“釣り”の欄をご参照下さい。)
また、最近はご来場者人数が我々二人の事務処理能力をはるかに超えてしまいまして、ご迷惑をお掛けしております事をお詫びいたします。
この会に関しては恐らく当日券は出ない可能性が高いので、出来るだけご予約を下さいますようお願いいたします。

尚、11月14日の『甚語楼の会』は、まだまだお席に余裕がありますので・・・。
一応・・・念の為・・・。


10月11日

《大統領のように働き、おじいちゃんのように休む。》

池袋の主任興業がようやく終わりました。
今回は上野のトリから始まったような感じだったので、 とても長く感じました。
自分では『出来るだけ気負わずに乗り切ろう。』とおもって臨んだのですが、やはりストレスは蓄積していたようで、後半は若干胃を病んだような体調でした。
・・・単なる、呑み過ぎかもしれませんが・・・。
本日は解放感と言うよりは虚脱感です。
幸いなのかどうなのか仕事も入っておりませんので、久しぶりに何も考えずボンヤリ過ごすことに致します。
釣り竿でも磨いて過ごそうかな・・・。


10月2日

《初日》

池袋演芸場・夜席の初日です。
やはり、初日と言うのは何度演っても緊張します。
その反動なのか、終演後の飲み会の盛り上がること・・・。
昨日は我太楼、ほたる、市也と4人で飲んでおりました。
・・・と、そこへ昼席に出ている柳朝から電話が・・・。
明らかにその声は酔っております。
『兄さん、今どこですか?』・・・何の気なしに答えてしまう私・・・。
5分と経たずになだれ込んできたのは昼トリの圓太郎師匠を頭とする昼席の酔っ払いグループでした。
正直『もうそろそろ帰ろうか・・・。』と思っていた所だったのですが、もうひと盛り上がりしてしまいました。

今日からは品行方正にまっすぐ家に帰ります・・・と思います。


9月28日

《雨、雨、雨・・・。》

ここのところずっと雨が降っています。
実は釣りに行こうと思っておりましたが、中止・・・いや、延期いたしました。
釣りに行こうと思っていたぐらいなので、仕事の予定はありません。
暇を持て余しております。
次に落語を演るのは10月1日。池袋での主任興業の初日です。
『時間があるなら、落語の稽古をしたら?』という天の声も聞こえては来るのですが、なかなかどうも・・・。
何か暇つぶしでもないかと思い、通販でゲームソフトを注文してしまいました。
今日届きました。
・・・5つも買ってしまいました。
これから、暫く時間がいくらあっても足りなくなるかもしれません。
もはや、天の声は聞こえません。


9月5日

《業務連絡》

『落語会のご予約ありがとうございます。確かに承りました。当日、受付にてお名前をおっしゃって下さい。 ご来場、お待ちしております。』という返信メールが送れない事が時々あります。
理由の大半はお書き入れ下さったアドレスのスペルにミスがあるか、 携帯などでPCからの受信に規制が掛かっているかのどちらかのようです。
他の理由があったとしても私にはそれを知る事は出来ません。
今回の方はおそらくスペルのミスでしょう。
人間だれしも間違いはありますから、それは別に構わないのですが、私の方で大問題発生でした
いつもご予約を頂いている方なのでご住所を控えているだろうと“筆ぐるめ”を開いてみたら記載がありません!
「おかしいな?」と思い、色々と確認をしてみますと有るべきはずの方々の名前も多々ありません!!
どうやら、何かの操作ミスで何人かの方が削除されてしまったようです。
(思い当たる事が二つ三つ・・・四つ五つ・・・。)
“あ”で始まる方々などは全滅です。
・・・相変わらずの事務能力のなさを改めて実感いたしました。

個人的に取り急ぎ申し上げます。9月4日に頂いた《甚語楼の会》と《ふたり会》ともにご予約は承っておりますのでご安心ください。

それから、皆さん方に申し上げます。
こういう事はこれからもあると思います・・・人間だれしも間違いはありますから・・・。
「近頃、案内が来ないな。」と思ったらご連絡下さい。
理由は二つしかありません。
名簿からお名前を削除してしまったか、単に私の落語会の予定がないかです。

・・・ん? でもこのホームページを見ている方は“出番表”から情報は得ているのだから・・・。


8月23日

《分かる人には分かる一句》

『炎天下、鳩よお前も暑かろう』


8月21日

《花菖蒲で有名だそうです》

長崎空港から路線バスに乗って大村駅に着いたのは午後1時過ぎ・・・。
しかし、待ち合わせの時間は3時半です。
2時間以上の時間がありますが、私の時間の潰し方は相変わらず辺りの散策です。
一日の内で一番暑い時間帯ですが、とりあえず歩いてみました。
容赦ない炎天下です。
当然ながら、殆ど表を歩いている人はおりません。
それでもくじけず、大村湾方面に向かって商店街を抜け、国道と思しき大通りに沿って更に歩いて行くと、大村公園という木の生い茂った涼しそうな所に到着しました。

ここはどうやら玖島城と言うお城の跡地のようで、思いがけずまたお城巡りになってしまいました。


“御船蔵跡地”なるものがありました。
ここに船を留めていたのでしょう。
さすがに海の近くにあるお城です。

ここから先は大村湾です。
当初の目的地ですから、暫く海岸線に沿って歩いてみました。
・・・が、暑さに耐えられません。30分程で撤退です。
また、日陰のある大村公園に戻って参りました。
若干、歩く速さも遅くなって、今一度の散策です。
すると、さっきは気が付きませんでしたが、この池・・・。

一見すると普通の池なのですが、ここで悠々と泳いでいるのは鯉ではありませんで・・・。

ボラでした。
・・・さすがに海の近くにあるお城です。


8月18日

《仕事道具》

通販で買ったキャリーバッグが届きました。
私はどうも旅へ行く時の荷物が人よりも少ないらしく、一門でセブ島に行った時も寄席用のボストンバッグを担いで行ったら、みんなに軽く嘲笑をされた事があります。
思い起こしてみれば、地方に行った時に『その中に着物や着替えがみんな入ってるんですか?』と目を丸くされた事も何度かありました。
自分には必要ないだろうと思っていながらも、つい、勢いで買ってしまったこのバッグ・・・でかいです。
試しに着物を入れてみましたが、まだまだ、かなりの余裕があります。
着替えや何かを入れてもたかが知れているでしょう。
一体、他に何を入れたら良いのでしょう?
・・・まぁ、折角なので暫くは必要な物を入れて持ち歩いてみます。
行く先々の皆さん、手土産につきましてはどんなに頂いても大丈夫です!


7月21〜26日

《島芸人です》

今夏も五島の海は綺麗です。
いくら仕事で行っているとはいえ、 折角なので海には出ませんと・・・。
初日は夕方に着いたので滞在中の打ち合わせを兼ねて飲み会を・・・。
22日は仕事です。
昼の仕事だったので軽〜く呑んで、早々に宿に帰り就寝です。
何しろ、明けて23日は朝4時起きでイシダイ釣りですから・・・。
この間の『にっぽん釣りの旅』ではボウズに終わりましたが、すっかり、はまってしまい気合十分!!
坂口兄氏の船で沖磯に渡して貰い、 ご指南を頂いて・・・念願の一尾を釣りあげました。
更に違う磯へ行く途中、船から大きなルアーを落とすとヒラマサがヒット!!
信じられないような一日でした。
詳しくは“釣り”のコーナーへ・・・。
さて、24日は再び噺家に戻りまして昼夜の二回公演です。
今回で3回目になる『福笑寄席』はお世話になっている坂口氏と私とで運営しているような手作りの会で、ほんの僅かずつですが成長してきております。
いわば自主公演の様な会なので『打ち上げは盛大に!!』と行きたい所なのですが、25日は日曜日なので釣り人も多いはず・・・。
場所取りのための朝3時半起きを控えておりまして・・・本日も早々に就寝です。
・・・ところが、そんな努力は報われず・・・この日のイシダイ狙いはどうも芳しくありません。
ジリジリと照りつける太陽に無風状態。
いくら水分補給をしても滝のような汗となって流れ出てしまいます。
パラソルを持って行っていなければ確実に熱中症にやられていた事でしょう。
さすがにお昼には退散致しました。
・・・でも私は懲りないんですねぇ・・・夕方前に又出掛けまして、近くの防波堤で10cm足らずの小魚と戯れました。
麦わら帽子に釣り竿一本持って坂口氏と共に・・・二人のオジサンはすっかり童心に帰っておりました。(写真は福笑寄席お席亭の坂口氏です。)

あぁ、楽しかった!!


7月20日

《旅芸人です》

仕事に船で乗るは何年ぶりでしょうか?
行き先が屋久島と聞いて二つ返事をしてしまいました。
とっても良い所でした。
一日、フリーの時間が取れたので島をぐるりと一周しまして、すっかり観光客と化しておりました。

かの有名な縄文杉へ行くには徒歩で10時間程かかるのだそうです。
気力も体力もない私はこちらの弥生杉を見物に・・・。
写真で見るとただの木ですが、実物はもっともっと荘厳な感じがするんです。

こちらは千尋の滝。
こちらも写真ではあのダイナミックな感じがまるで出ておりませんが・・・。

日本全国の島を制覇しようと密かに目論んでいる私には感激のお仕事でした。
帰ってその日が『白酒・甚語楼ふたり会』で2席ネタおろし・・・。
結構、きつかったのですが苦ではありません。
・・・さぁ、そして明日からは五島列島へ行って参ります。


7月12日

《でも、自然には取れないそうです》

どうもここの所、右耳が不調でして・・・。
ちょっと音が聞こえにくくなっているのが気になっておりました。
考えてみれば、一門会までがかなりハードスケジュールが続いておりまして・・・。
『ストレスからくる突発性難聴か何かだろうか?』と不安を抱えつつ過ごしていたのですが、ようやく、本日耳鼻科に行って診てもらいました。
ご診察は『耳垢が鼓膜にもたれかかってます。取っておきますね。』と、3mm程の耳垢を吸いだしてスッキリ!!
・・・それにしても『まぁ、大した事はないだろう。』とタカを括ってはおりましたが、 まさかここまで拍子抜けする様な事が原因とは・・・。
2010年下半期一発目の雑記は健康に留意するよう皆さんに喚起させて頂きますとともに・・・御礼を申し上げなければ・・・。
先日は《柳家権太楼一門会》ご来場下さいましてありがとうございました。



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